老人ホーム
時々、老人ホームにゴスペルを歌いに行く。
もともと1か月に1回だったんだけど、我がバンド、フリーダムもそれなりに忙しい。
なので、間が空いてしまうこともある。
久々に行って、30分くらい歌ってきた。
ご老人に英語のゴスペルは受けが良くないので、日本語のゴスペルソング。
あとは、みんなが知っている唱歌とか。
よく「ふるさと」を歌う。
私が苦手な曲の一つ。歌詞も覚えられないしね。
ゴスペルを歌っている時は、8割がたのご老人が無表情。
もちろんそれは病気のせいもあるだろうと思う。
でも「ふるさと」や、「赤とんぼ」、「上を向いて歩こう」などは
無表情の方たちでも口を動かして一生懸命歌っている。
1 兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷
2 如何にいます 父母 恙なしや 友がき 雨に風につけても 思いいずる故郷
3 こころざしをはたして
いつの日にか帰らん
山はあおき故郷
水は清き故郷
兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
ウサギ、追ったことない。追おうとも思わない笑。フナ、釣ったことない。よって、1番はOK.
如何にいます 父母 恙なしや 友がき
父母、友人、まあ最近は3か月に一回実家に帰るようにしている。よって2番もOK.
ダメなのが3番。
こころざしをはたして いつの日にか帰らん
別になにかこころざしを持って、出身地を出たわけではない。
いつの日か出身地に帰ろうと思っているわけでもない。
でも!!! なんか、こころざしという歌詞が、胸に来る。なぜかは不明。
ただ単にこころざしがないから胸に来るのかもしれない。笑笑
それ以上にダメなのが、山はあおき故郷 水は清き故郷のところ。
実家から見える山と川が速攻で目の前に浮かんでくる。
で、目の前でご老人たちが歌ってる。
多分年齢はそんなにうちの両親と変わらないであろう。
ただ病気の人もたくさんいらっしゃるので、ちゃんと座れなかったり、表情もなかったり、車いすだったりする。
それでも暗記しているらしい歌詞は、歌詞カードを見ることもなくちゃんと3番まで歌えている。
この人たちが故郷に帰ることはあるのだろうか?きっとないんだろうな?と思うと。。。。。
あ~もう!泣ける。。。。涙涙涙 笑笑笑
この老人ホーム事を仕切っている友人が言う。
あ~ちゃんと行こう!いつも行ってあげよう!歌を歌いに来てくれる人たちはあなたたちしかいないから、楽しみにしてるのよ!とご老人に言われたと言っていた。
ファンがいるからアーチストが公演する。
ご老人が待っているから老人ホームで歌う。
基本。。。。。。同じだな。うん。
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