I can beat this cancer⑩ the nervous system
ホルモン抑制剤一日目。
飲む前に祈る。必死に祈った。
神様、このホルモン抑制剤を祝福してください。この薬で私の体を治してください!
その一粒目を飲んだ瞬間を今でも覚えているし、多分一生忘れない。
特になんということもないのだけど、これから先最低5年飲み続ける薬であり、再発防止のための薬だと思うといろいろ思うことはあった。
その夜、仕事中になんか顔だけホットフラッシュみたいな感じはあったのだけど、そのまま就寝。
そして真夜中。ものすごい関節痛で起きる。
なに!?この関節痛!?まるでインフルとかコロナの時の関節痛以上じゃん!
それで起きてしまって寝られない。ベッドでうだうだ時間まで過ごして目覚ましとともに起床。
信じられないくらい体調が悪い。
関節痛はもちろんのこと、吐き気まである。え?これ副作用なの?
なんとか主人を仕事に送り出して、自分も身支度。
出かける状態ではないが、初めての放射線科とのアポがあるので病院に行かなければいけなかった。
で、考える。。。。この状態でもう一錠ホルモン抑制剤飲んだら、どうなるんだろう????
でも毎日飲まないといけない。。。。。。気分は最悪、体調は絶不調の中で覚悟を決めて、もう一錠口に放り込んで車に乗った。
必死になって病院まで運転して、必死に駐車場から歩いて病院内に入り、必死になって放射線科にたどり着いた。
問診票の体のイラストを見て痛いところを全部〇する。全身痛すぎる。。。
私の問診票を見た看護士さんが、ただならぬ様子にどうしたの?と心配そうに尋ねる。
私、昨日からホルモン抑制剤飲んでるんですが、今日具合悪すぎる。。。。。
と伝えたところでもう座っていられなかった。過呼吸、吐き気、痛み、動悸で座っていられずストレッチャーに寝かせてもらう。
放射線科の先生も来てくれたが、放射線の話など全く耳に入ってこないし、放射線科の先生が今の体調を見てくれるわけでもない。
困った看護師さんが私の執刀医に連絡してくれたものの、執刀医の先生は手術中。このまま寝ててもいいけど、ERに行く?と聞かれ答えられない。でもこのまま放射線科で寝かせてもらうわけにもいかないわけで。主人への電話を促され、仕事中の主人にかけつけてもらうことにして私はERへ運んでもらった。
ERの先生の診察、心電図、CT,点滴とやってもらっているうちに主人到着。そうしているうちに手術を終えたらしい私の執刀医の先生も来てくれた。
私はホルモン抑制剤の副作用と思っていたが、どうも先生はそんな風には思っていないようだ。
大体2錠のんだくらいで、こんな風に体調が悪くなる人はいないらしく、それはほかの乳腺外科の先生も同意見とのこと。(執刀医が手術中だったため、他の乳腺外科の先生の意見もきいてくれていたらしい)
じゃあ何なんでしょう?と聞くと
この1か月の間に手術があり、抗がん剤をやらないと思っていたのに抗がん剤の話をされてショックを受けたりしたでしょう?多分自律神経的なものかと思います。
my nervous system is shot!? そんなことある!?
なんか自律神経って最近よく聞くけど、それって病気なの!?くらいの認識で先生の話を聞いていた。なに?なんなの?自律神経って!?????
なんか自律神経が。。。って言われてうまくはぐらかされたような気にもなった。
でもとりあえず点滴で落ち着いたのもあるし、先生も入院も必要ないし、CTも心電図も何も悪くないので帰っていいよ。って。ホルモン抑制剤については、泣いて先生に訴えた。先生~!このホルモン剤飲みたくない!怖い!見るのも嫌!って。。そしたらホルモン抑制剤は少しの間お休みしましょうって。よかった。。
もう一つ先生に言われたのは、再発率を図るオンコタイプの検査(結果次第で抗がん剤をやるかやらないかの目安になる)をやるかやらないかを決めてねって。オンコタイプやるならしばらくホルモン剤飲まなくていいしって。
前日の診察ではオンコタイプをやってもやらなくてもよさそうな言い方だったけど、今日はやってほしいような口ぶりだったのが気になった。(あくまで私の深読みだけど)
本当は1か月後だった予約を10日後にしてもらい、それまでに決めることにして病院を後にした。
0コメント