let me dance w/o pain again ~脊髄麻酔

朝から朝食抜きでIV(点滴)。手術の準備と言っても何もすることがない。

手術室まで歩いていくし、服もそのままだ。

看護師さんが私が家から持参した座布団とバスタオルとフェイスタオルやらを持って

一緒に手術室まで行ってくれる。

そこから手術室の看護師さんとバトンタッチした。

手術室手前にある準備室のようなところで、手術着に着替えて、自分の足で手術台に登る。

正直、あまりいい気はしない。


my cool Drはもうすでにそこにいて、私のMRIとにらめっこしている。

で、私はまな板(手術台笑)の上でえびポーズ=脊髄麻酔ポーズ。w

過去6回手術をしたことがあるけど、そのうち下半身だけの麻酔は1度、しかも一番最初にした小学校5年の頃の盲腸の手術。いい記憶はない。


不思議に思っていたことがある。

過去6回の手術のうち、3回はアメリカでしているが、必ず術前に麻酔医とのミーティングがある。

今回も、心の中で麻酔医とのミーティングはないのか???と思っていたが、多分my cool Drが脊髄注射をしたのか?もちろん声でしか判断できなかったから、確かなことは言えないけど。

手術するなら、全身麻酔でしてほしい。寝ている間に終わらせてほしい。

下半身だけ動かせなくて、頭ははっきりしている状況は勘弁してくれと言いたいが、こればかりはしょうがない。


さていよいよ麻酔が効いてきて、下半身の感覚がなくなった。そうなるまでが早かった。

で、いよいよスタートか?と思いきや、なかなか始まらなかったような気がする。

よくドラマで見る、「これから○○○○術を行います。よろしくお願いします」はずいぶん経ってから

聞こえてきた。


小学校の頃の盲腸の手術からはや40年。麻酔も進化笑したのだろう。

マジで何も感じなかった。

あの頃はもちろん麻酔なので痛くはないけど、なにかグイグイされている感覚はあったから。

今回は本当に何も感じない。

これならいいか。。。。と思いきや、災難はここから始まった。

どのくらいたったのか?はわからない。もしかしたらまだ手術そのものも始まっていなかったのかもしれない。

喉まで掛けられていた毛布が私を苦しめていた。

毛布のせいなのか?その他の理由のせいなのか?わからないけど、息ができなかった。

助けてもらいたかった。何とかしてもらいたかった。

そしてだんだんと気持ち悪くなっていく。

「せんせい。。。。」誰も気が付いてくれない。もう少し大きな声で

「せんせい!」というと、みんなが気が付いてくれた。

でも何をしてもらいたいのかが自分でもわからない。ただ息ができなかった。

毛布を首から離してもらってのど元を広く開けてもらった。でも治らない。

自分ではわからないけど周りの話しから察すると、血圧が下がって冷や汗、顔面蒼白だったらしい。

これまたドラマのように先生が、「○○○○400cc追加。あ、100ccでいいか?」という。

何の薬か知らないが、何の根拠もないが、400にしてくれ!と叫びたかった。

というか、全身麻酔に切り替えてくれ!!と叫びたかった。

それが投与されている間、パニックになっている私はshortness of breathでハアハアが続いている。

息が吸えない。涙が出てくる。看護師さんがずっと手を握っている。

「大丈夫だよ。泣けちゃうよね。大きく息を吸って。。」励ましの言葉がとても心強かった。

でもこれで終わらなかった。

my cool Drがテーブルを20°傾けてというのが聞こえる。

あまり感覚がないのだが、足だけ20°上がるのかと思ったら、テーブルそのものが水平のまま横に傾いたようだ。

要はくるぶしの手術なので、くるぶしをドクターの手術しやすい場所に持ってくる感じか?

頭を左に向けようとしても、どうしても右を向かざる負えない。重力で頭が言うことをきかない。

とにかくつらくて、泣けてくる。

看護師さんがずっと手を握っている。どうしたの?何がつらい?と聞いてくれる。

首が痛い。頭が痛い。首が痛いから頭が痛いと私は訴え続ける。

何度も何度も泣き続けて、多分パニックアタックになってたんだと思うけど、看護師さんがずっと手を握って、私の首をマッサージしてくれている。

申し訳ないと思いながらも、私もつらくて「もういいです」と断ることもできない。

そんな中、今、半分終わったから。と言われても、まだ半分なのか?と思う。

今、一番大事なとこだから!と言われても、早く終わってくれ!と願うしかない。

何度も何度もパニックアタックに襲われて、泣き続けて、私の手を握る看護師さんも交代した。

そのたびに○○○が100cc追加され、そのたびに少しウトウトする。

すると突然、心臓に衝撃が走った。

びっくりしてまた泣き出す。

靭帯修復は骨にアンカーを打って、そのアンカーについている2本の糸で緩んだ靭帯を引っ張るのだが、先生がアンカーを打ちこんだ瞬間だと思った。

でもその骨にアンカーを打ちつける衝撃が心臓までガーン!と響く。

それが何回も何回も続き、ドリルの音もする。

私を直してくれているのにそんなことはわかっているけど、もう勘弁してくれと言いたかった。

。。。。。。。

終わったよ~あと、縫うだけだからね~

全部終わったよ~

。。。。。。。


続く





















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