Let me dance w/o pain again ~ 大部屋の本当の意味

同室の方々とは仲良く暮らせている。

手術後は大部屋を後悔もしたけれど、結果的には大部屋がいいという結論。

まあ、寝るときも個室の方がいいか。。。笑　→　正直に言うと。

同居人の入れ替わりは思った以上にある。

もともと急性期病棟なので、みんな松葉杖になると別階に移動していくし、ブロック注射だけの人は一晩で帰っていく。

そうすると空いたベットに新人さんが入院してくるわけで。

もちろんブロック注射以外の人は、ほぼ数日中に手術を控えている人たちだ。

整形外科と言えばここあたりでは有名な病院だし、患者さんは続々やって来る。

みなさん退院されたり、別階に移動されたりして、入院初日から仲良くしてくれていた若い女性も別階移動の日がやってきた。

いびきをかくおばさん（のせいで寝られないったらありゃしない笑）の別階移動は歓迎だったが、この女性の移動はさみしかった。

というのもこの方、毎日不眠を訴えていてかわいそうだった。

私には毎日祈ってくれる仲間たちがいるけど、この方にはいないかもしれないし。。。。

私からのみんなへの祈りのリクエストは、毎日眠れますようにだった。(21時消灯だしｗ）

でもいつの間にか仲間には、彼女のこともお願いするようになった。

私の同室の女性が不眠で悩んでいます。それも一緒に祈ってください～と。

祈りはすぐに叶えられたらしく、彼女は眠れるようになったらしい。ｗ

調子に乗って、彼女の喘息もよくなりますように～と祈りリクエストを加えてもらったら、はたから見てもも減ってきたように思う。

とにかくそういうわけで、仲良くなれたところだったから彼女が行ってしまうのは本当に寂しかった。

ただそれと引き換えに私が得たのは。。。。。大部屋なのに誰もいなくなったという個室状態。笑笑

ちょっと、うれしい。ｗｗｗ

。。。。。。。。。。と思っていたら。。。。。。。！！！！！！！

なんと！　2時間後、彼女が舞い戻ってきた！！！！！

え？なに？　どうした？

大人だから、言いたくないことを言わせるつもりもないが、同室の人とうまくいかなかったんだろうなって言うのは簡単に予想がついた。

正直、神様、私に何をしろって言ってるんですか～？と思わずにはいられなかった。ｗ

その日から丸二日間、ふたりきりの4人部屋で私と彼女は夕食を食べ終えると、私の友人が持ってきてくれた「大人の塗り絵」を一緒にやるようになった。

そしていろんな話をした。

彼女の事、私の事、手術の事、ゴスペルの事。。。。。そして神様のこと。。。

2人だけの日々が2日過ぎたころ、3日目には新人さんが2人入ってきて、再び4人満員状態。

一人のおばさんは、おしゃべりだから個室が嫌いだと言っていた。

おばさんが夕食後、退屈だ～と嘆いていたので、塗り絵にお誘いすると。。。。超喜！

ついでなので、もう一人もお誘いすると（多分やりたくはなかったのかもしれないけど）

一緒にやることに。。。

話はもちろん股関節だったり、椎間板ヘルニアの事だったり。ｗｗｗ

刑務所の映画で、「お前何やったんだ？」となぜ刑務所に入ったかの経緯を聞く感じと似ている。

何の手術したの～？が合言葉。笑笑

でもまあ、普段知らない人に声をかけない私にとって、この友人が持ってきてくれた塗り絵がツールになって、病人同志同士がコミュニケーショを図るツールになってくれたことが嬉しくてしょうがない。

それと同時に、次から次へと私の同室の人にまで気を使って、本やらお菓子やらを持ってきてくれる友人たちに感謝だ。

こうして椎間板ヘルニアの手術を3年前にされて、また再発して、ブロック注射を打ちに来た新人さんは晴れて退院されて行った。

私にほとんど使っていないテレビカードを残して。。。。

塗り絵、ありがとう。お礼だよ！

そう言った彼女に「祈ってるよ。よくなりますように！」と声をかけて、彼女は去って行った。

お見舞いに来た友人が言っていた。

宣教師は車を運転しない方がいいんだって。なんでかって言うと、その目標地点にたどり着くまでにいろんな出会いがあるから、そこで宣教するのが目的でもあるからなんだって～と。

私が大部屋になったのはそういう意味もあるんだろうな。

自分が出会う人と話し、普段やらないような他人に話しかけることし、関係を築く。

そして種をまく。神様のね。

それを私にさせるために、私の更に裏で動いてくれている友人たちがいること、感謝だ。